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五島うどんは、棒状の生地を二本の箸にかけて引き延ばしては束ねる作業を繰り返して紐状の細い麺にしていき、しっかりと熟成を重ねたあとに乾燥をさせます。一番の特徴は、麺線の「細さ」と細さに負けない強い「コシ」。そして「のどごしの良さ」にあります。
麺の太さは直径2mmほどであり、一般的なうどんよりはそうめんに近い細丸形をしています。
うどんの断面も、讃岐うどんや稲庭うどんなどの「角ばった四角形」と違って、五島うどんは「ほぼ円形」の断面をしています。
五島うどんは基本的には手作業で製麺します。手延べ製法の際に、粉ではなく椿の種からとれる植物油を使用します。五島列島は椿の自生地としても有名で古くから親しみのある素材のひとつでもあります。椿油は非常に有能な植物油で、健康と美容に良いオイルと言われています。この椿油を麺に塗ることで麺が延びにくくなり、なおかつコシが強い麺が出来上がっていくのです。
中本製麺では、ご満足いただけるための努力を惜しまず、皆さんの「美味しい」という言葉を頂けるような製麺を行います。
手で感じ、目で吟味し、確かな商品をお届けする。それが私たち中本製麺の在るべき姿だと考え日々商品を製造しております。
私ども中本製麺は、伝統製法をもとに「五島伝統の味」「ふるさとの味」を大切にしています。
先祖代々家族のために心を込めて作られてきた「五島うどん」ということを忘れずに作り続けたいと思います。
『美味しく、安心して食べられる』。これが基本です。
厳選した小麦粉と島内産天然塩(海水からの自然塩)、島内産椿油100%を使い、2日間かけてじっくりと作り込みました。
きめ細かな麺肌からは滑らかな口当たりとシコシコした食感があり、一味も二味も違った美味しさです。
長崎県五島列島周辺などで漁獲される、新鮮な飛魚(あご)を、とれたてのまま炭火で焼いて天日に干し、数日乾燥したものが『焼きあご』です。五島うどんには、欠かせないダシとして古くから親しまれています。
また、飛魚ダシの上品な味わいは、五島うどんに使うだけでなく、お吸い物やお雑煮の味付け、煮物などの隠し味としても大変重宝します。是非一度お試しください。
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